昨今、世間ではトイレつまり修理で「便器を交換しなければ直らない」などの最初は少額の金額から急に高額な工事をご提案されてしまう業者様があると聞きます。

当社ではお客様に安心してご依頼いただけるように、トイレつまり修理の流れを少しご紹介させて頂きます。

 

1、ラバーカップ

まずは便器よりラバーカップで詰まっているものを押し出したり、引っ張りあげたりします。

便器内(トラップ内)にトイレットペーパーや便などが詰まっている場合は、こちらで修理可能なケースが多いです。

10分以上作業をしても変化がない場合、別の原因を探します。

 

2、外の排水桝のチェック

戸建1軒屋の場合、トイレ外に排水の桝(排水管を覗ける場所)から排水管をチェックします。

そこから排水管内に水や汚物が溜まっていた場合は、そこから高圧洗浄などで修理を試みます。

このタイプで詰まってる場合の原因で、築年数が経っている家ですと「桝や排水管がズレて故障している・勾配が悪くなっている」というケース、新築や最近リフォームした家ですと「節水トイレにより、トイレの流す水量が少なすぎる」というケースなどがあります。

 

3、便器脱着

外の排水管にも詰まっておらず、ラバーカップでも修理出来ない場合は、便器を取り外し原因を探ります。

こちらの作業を行う場合はつまりの原因で便器内に異物(便やトイレットペーパー以外のもの)を流してしまっているケースなどが多いです。

過去に異物の例として、布、溶けない紙類(おしめシート、ペットシート)、入れ歯、眼鏡…なんてものもありました。

もし何か異物を流してしまった記憶がある場合は、予め話して頂けると、作業がやりやすいです。

 

費用としましては、あくまでも目安ですが、出張費など込みで

ラバーカップ・・・8,000円

外の桝から高圧洗浄・・・40,000円

便器取り外し・・・40,000円

出張場所や作業手間などによって、金額は変化致します。

 

当社では、特に「高圧洗浄」「便器脱着」について着工前に工事内容や金額をご説明させて頂きます。。

 

あとよく言われるのが「薬剤」「便器交換」の必要性ですが、

私個人としましては、尿石が関係してくるものがあるかと思います。

なので大便器に関しては、尿石が溜まりにくく、あまり薬剤での詰まり抜きというのはケースとしてありません。

小便器の場合は尿石が溜まりやすく、逆に薬剤使用にての修理が多くなります。

※稀に大便器でも尿石がこべりついている場合があります。

 

~番外編~

自分で直せるかも!?慌てずに待ってみるのも方法!?

本当にたまにですが、「詰まってしまったー!」とご連絡を頂き、駆け付けると流れている…というケースがあります。

恐らくトイレットペーパーが詰まり、水で少しずつ溶けていき駆け付けたときには詰まりがなくなってしまっていた!ということだと考えられます。

1年に数回、このケースに当たることがありますので、もし費用をかけたくないとい方は、少し待ってみるのも手なのかもしれません…